【ExcelVBA】マクロ実行中にアラートメッセージを出さない・画面更新しない・イベント発動させない方法

マクロ実行中にエクセルから表示されるアラート（警告・確認）メッセージや確認メッセージの表示が出ないように切り替える方法、マクロ実行中に画面をちらちら表示しないように切り替える方法、イベントマクロを発動させないように切り替える方法について説明しています。

アラート（警告・確認）メッセージを表示させない

エクセルからのアラート（警告・確認）メッセージはたとえば↓のようなものがあります。

シートを削除しようとした際に出る確認メッセージ
「このシートは完全に削除されます。続けますか？」

ファイルを保存しようとした際に、すでに同名のファイルがある場合に出るメッセージ。
「この場所に○○という名前のファイルが既にあります。置き換えますか？」

などなど。

手動で作業しているときは特に気にならないメッセージですが、マクロで処理を自動化したいときに途中でメッセージが出てしまうのは困ることがあります。

マクロで処理を自動化するときには、想定できるエラー処理は別で作成しておいて、エクセルから出るアラートは非表示に切り替えておくと便利です。

Sub sample1()

'アラートメッセージをOFFにする
Application.DisplayAlerts = False

'＜ここに処理を書く＞

'アラートメッセージをONにする
Application.DisplayAlerts = True

End Sub

デフォルトは「True」になっているので、アラートが出てほしくない処理の手前で「False」に切り替えます。

そのまま「False」で進んでしまうとあらゆるアラートが出なくなってしまうので、処理の後は「True」に戻しておくことが必要です。

Sub sample3()

'画面更新しない
Application.ScreenUpdating = False

'＜ここに処理を書く＞

'画面更新する
Application.ScreenUpdating = True

End Sub

Sub sample2()

'イベントマクロを発動させない
Application.EnableEvents = False

'＜ここに処理を書く＞

'イベントマクロを発動させる
Application.EnableEvents = True

End Sub