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【ExcelVBA】エクセル画面の表示設定を非表示にする方法

ExcelVBA-エクセル画面の表示設定-アイキャッチ ウィンドウ・アプリケーション

エクセルのリボン(メニューバー)、数式バー、行・列見出し、枠線の表示をVBAで非表示に変更する方法について説明します。

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手動でエクセル画面の表示設定を変更する方法

エクセルを開いたときのデフォルトの表示設定は下のような感じで、編集するためのメニューが表示されているリボン(メニューバー)があって、数式バーがあって、行番号・列番号の見出しが表示されている状態です。

ExcelVBA-エクセル画面の表示設定

「見出し」「目盛線」「数式バー」を手動で変更するときは「表示」タブのメニューにあるチェックボックスを切り替えることで変更可能です。

ExcelVBA-エクセル画面の表示設定-表示タブ

リボン(ツールバー)の表示・非表示は画面右上のメニューから切り替えることができます。

ExcelVBA-エクセル画面の表示設定-リボンの表示設定
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マクロでエクセル画面の表示設定を変更する方法

数式バーを非表示にする

数式バーの表示を変更する場合はApplicationオブジェクトDisplayFormulaBarプロパティを変更します。

Application.DisplayFormulaBar = False

※表示する場合はTrue、非表示にする場合はFalse

リボン(メニューバー・ツールバー)を非表示にする

リボンの表示を変更する場合はExecuteExcel4Macroメソッドを使用して表示を切り替えます。

Application.ExecuteExcel4Macro “SHOW.TOOLBAR(“”Ribbon””,False)”

※表示する場合はTrue、非表示にする場合はFalse

行列見出しを非表示にする

行番号や列番号の見出しの表示を変更する場合はActiveWindowオブジェクトDisplayHeadingsプロパティを変更します。

ActiveWindow.DisplayHeadings = False

※表示する場合はTrue、非表示にする場合はFalse

枠線を非表示にする

枠線の表示を変更する場合はActiveWindowオブジェクトDisplayGridlines プロパティを変更します。

ActiveWindow.DisplayGridlines = False

※表示する場合はTrue、非表示にする場合はFalse

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画面表示設定を一括で非表示にするサンプルマクロ

サンプルマクロで実行している内容
① 数式バーを非表示にする
② リボン(メニューバー)を非表示にする
③ 行・列見出しを非表示にする ※アクティブシートのみ
④ 枠線を非表示にする ※アクティブシートのみ

リボン(メニューバー)と数式バーの設定はExcelのアプリケーションの設定に対して変更しますが、行・列見出しと枠線の設定はアクティブウィンドウ(現在表示されているシート)に対してのみ変更されます。

Sub sample1()

'◆アプリケーションの設定を変更

    '数式バーを「非表示」にする…⓵
    Application.DisplayFormulaBar = False
    
    'ツールバーを「非表示」にする…⓶
    Application.ExecuteExcel4Macro "SHOW.TOOLBAR(""Ribbon"",False)"

'◆アクティブシートの設定を変更

    '見出しを「非表示」に設定…⓷
    ActiveWindow.DisplayHeadings = False
    
    '枠線を「非表示」に設定…⓸
    ActiveWindow.DisplayGridlines = False
         
End Sub

▽マクロ実行後の状態
 見出し、枠線、リボン(メニューバー)、数式バーがすべて非表示なりました。

ExcelVBA-エクセル画面の表示設定-マクロ実行後

画面表示設定を一括で表示に戻すサンプルマクロ

非表示の状態から表示された状態に戻したいときは「False」を「True」に変更して実行してください。

Sub sample2()

'◆アプリケーションの設定を変更

    '数式バーを「表示」に設定
    Application.DisplayFormulaBar = True
    
    'リボン(メニューバー)を「表示」に設定
    Application.ExecuteExcel4Macro "SHOW.TOOLBAR(""Ribbon"",True)"

'◆アクティブシートの設定を変更

    '見出しを「表示」に設定
    ActiveWindow.DisplayHeadings = True
    
    '枠線を「表示」に設定
    ActiveWindow.DisplayGridlines = True
        
End Sub
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すべてのシートの行・列見出しを非表示にする

行列見出しと枠線の設定変更をすべてのシートに対して実行したい場合はワークシートの数分ループさせて、すべてのシートに設定していきます。

サンプルマクロで実行している内容
① 数式バーを非表示にする
② リボン(メニューバー)を非表示にする
③ 行・列見出しを非表示にする ※すべてのシートの設定を変更
④ 枠線を非表示にする ※すべてのシートの設定を変更

Sub sample3()

Dim ws As Worksheet

'◆アプリケーションの設定を変更

    '数式バーを「非表示」にする…⓵
    Application.DisplayFormulaBar = False
    
    'リボン(メニューバー)を「非表示」にする…⓶
    Application.ExecuteExcel4Macro "SHOW.TOOLBAR(""Ribbon"",False)"

'◆すべてのシートの設定を変更
    For Each ws In Worksheets
        
        'シートをアクティブにする
         ws.Activate
    
        '見出しを「非表示」に設定…⓷
         ActiveWindow.DisplayHeadings = False
        
        '枠線を「非表示」に設定…⓸
         ActiveWindow.DisplayGridlines = False
        
    Next ws
    
End Sub
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